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日本といちごの歴史

古来から、日本においても野草の中にいちごは存在していました。こうした野草のいちごは全般的に野いちごと呼ばれ、分類はバラ科キイチゴ属で、クサイチゴやモミジイチゴは小粒ながら甘みの強い野いちごとして有名です。

一般的に知られている、野いちごよりも粒が大きく真っ赤ないちごが日本に現れたのは江戸時代、オランダ人によって長崎に輸入されたものが最初でした。当時はその赤すぎる所が血を連想するとされて敬遠され、食用としては人気が出ず、高価な観賞用として好事家の間で普及していました。

18世紀のオランダで南アメリカ原産のチリ種、そして北アメリカが原産のバージニア種を交配して生まれたのがオランダイチゴです。このオランダイチゴが最初のバラ科オランダイチゴ属として広く世界に広まった、現代まで栽培されているいちご品種のルーツです。

明治時代から国産品種のいちごの開発・品種改良が始まり、出来上がった国産のいちごは一般流通せず、高級果実として限られた人の口にのみ運ばれていました。一般の市場に出回るいちごは輸入されたいちごであり、昭和30年ごろまでいちごは高級食材でした。

しかし戦後アメリカからいちごの品種が導入され、その後続々と国産の新品種が発表され、いちごの栽培は徐々にその幅を広げていくようになりました。昭和30年代にはビニール栽培方法が現われ、産地に応じた大量栽培・生産が行われるようになり、現代のように一般家庭にも手が届きやすい存在になったのです。美味しい旬のいちごが身近に食べられるようになったのは、日本の歴史の中ではごく最近の事だったんですね。

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