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いちごの歴史を振り返ってみよう

いちごの歴史は今から200年前、18世紀のオランダから始まります。南北アメリカ原産のチリ種・バージニア種が交配して生まれた品種が、現在のいちごのルーツとされています。では、日本で最初に栽培が始まったいちごはどのようなものだったのでしょうか。

今のような大粒な品種のいちごが初めて日本に現れたのは江戸時代末期、長崎から輸入されたものが最初です。あまりに鮮やかな赤さが血の色を連想させる事もあり、食用よりも鑑賞目的に普及していました。

日本の国産いちご栽培の歴史は、明治時代から始まります。明治5年(1872年)新宿御苑の試験場では、海外から様々な果樹や野菜を輸入・研究し、日本でも育てられるようにする栽培研究が行われていました。当時もまだ輸入品しか一般市場に出回っていなかったいちごを含め、輸入するしかない農作物から日本でも育てられる品種を生み出すことで、日本の近代農業の振興を目的としたのがこの試験場でした。

後に皇室の御料地農園となった植物御苑にて、明治31年(1898年)にフランス、イギリスやアメリカ品種の苗を改良した国産いちごの第一号品種が生まれました。この品種は現代のいちごよりも甘さが濃厚で、その甘さはまるでイチゴジャムのようだったと記述されています。

この植物御苑でのみ栽培されていた国産いちごは高級品で、庶民の口には入らないものでした。しかしその後静岡県で生産が始まり、昭和30年代、ビニール栽培方法が確立すると、いちごの生産地や生産量が増えた事で一般市場に国産いちごが販売され始めます。そして、現在のような多様な国産品種が生まれるようになりました。

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